2020/07/24

お絵かきソフトの「マスク」について


マスクについて語りたいと思います。


マスクとはなんぞや。と思われる方がいらっしゃると思います。



さて、お絵描きソフトで「マスク」はよく目にする人も多いと思いますが、

使われない方には、なんだかよくわからないものですよね。


まず「マスク」というものの意味ですが、

英語で「mask」、意味は「覆うもの」です。

薬局に売ってるマスクも、その意味です。



覆い隠すもの」とイメージしていただければ良いかと思います。


お絵かきソフトの「マスク」に話を戻します。


お手紙や、ラッピングが好きな方は、「マスキングテープ」

というものをご存知ないでしょうか。まさにそれです。

とは言いましても、最初からそのように使われていたものではありません。


もともとは、粘着力がテープより低く、

水彩画やプラモデルの塗装などで使用する、

一部分を絵の具がかからないようにする、保護テープ」でした。


紙や部品の一部にマスキングテープを張り、その上から、絵の具やスプレーなどで塗り、

テープを剥がせば、そこだけ塗られないという便利なテープでした。


現在のおしゃれなマスキングテープを作り、

ラッピングやメモ等で使うように世間に浸透させたのは、

それを発想し、努力された企業の大勝利ですね。


また、マスキングテープの他に「マスキング液」というものもあります。

画材の一つで、水彩をされる方はご存知かもしれません。

こちらも「一部分を絵の具がかからないようにする」目的としては、同じものです。


マスキングテープの場合でしたら、

デザインカッターやカッター等で合わせて切らなければならなかったりしますが、

マスキング液ですと下の紙を切ってしまう心配がありません。


テープと違い液体で筆を使います。

筆ですので、画面を確認しながらマスクすることができます。

ただ、液体ですので、乾かさなくてはいけません。


このように、マスク、マスキングは

「覆いを隠すもの」

として使用されるものに名付けられています。


風邪予防で口元で使う「マスク」も同じですね。



お絵かきソフトの「マスクレイヤー」も同じ意味合いです。


クリップスタジオのマスクレイヤーの詳細は、

また別の記事で語りたいと思います。




マスク、マスキングを使い、

お絵描きをもっと楽しめたらいいですね。